令和5年3月5日(日)に小田神社(おだじんじゃ)へ参拝しました。
小学生の頃に友達と遊んでいて何度かきたことがあります。
きちんと参拝させて頂いたのは今回がはじめてでした。
高野口の風景では写真を中心に小田神社をご紹介したいと思います。
小田神社(おだじんじゃ)
ホームセンターコメリの横にある道を少し入ったところにあります。
住宅の中になるので用事がなければ神社の前を通ることはあまりないと思います。
今でも地域の神社としては立派な神社だと思いますが、古来はもっと大きな敷地を持つ神社だったようです。
醍醐天皇の延長5年(927年)に撰上された『延喜式神名帳』には、伊都地方の神社では「天野大社」と「小田神社」の2社が記載されており、神域が四町四方(1町は約109m)という記載が残っています。
鳥居
柵でわかりにくいですが、鳥居の横に石標の社号があります。
手水舎
手水舎は石でつくられており古そうです。
水道の蛇口がそのままついており、水はたまっていませんでした。
拝殿
鳥居をくぐってすぐに拝殿と社務所のようになっています。
本殿の前はお賽銭箱はなくここに入れるようです。
夕暮れに訪れたので電気がついていました。
狛犬
小田神社の狛犬はなんとも愛らしい可愛さを感じました。
本殿
本殿の正面にはニの鳥居があり、青々とした榊がそなえられていて清々しいです。
高野口町の神社はどこに行っても青々とした榊があり、境内もとても綺麗に掃除されていました。
神社を守っていくのは本当に大変だと思いますが、地域での信仰が息づいているのは嬉しいことです。
夕暮れに行ったのもあるかもしれませんが、重々しい強いエネルギーを感じました。
主祭神は、物之部武彦命(饒速日命の十三世の孫)です。
配神として、稲荷神社・蒼稲魂命、國保食神社・国保食命、香津知神社・香津知命、猿田神社・猿田彦命、厳島神社・市杵島姫命、八幡神社・誉田別命、三大神社・大日霊命、牛頭神社(八坂神社)・素盞鳴命、大将軍神社・日本武命、と多くの神様がまつられています。
かつては広い敷地の神社だったので、たくさんの御社があったのかもしれません。
また、長い歴史の中で配神も変化していったのだと思われます。
また古そうな灯籠が並んでおり歴史を感じます。灯籠の年号なども確認したのですが古くなっておりハッキリとは読めませんでした。
本殿の前には鳥居を挟むように対になった大きな木があります。
百度石
百度石もありました。
かつては願掛けで熱心に参拝された方もいるのでしょうね。
境内はとても綺麗に整備されています。
本宮旧跡
また境内には「本宮旧跡」として、もともと御社あった場所が聖域として残されています。
こちらも一緒に手をあわすといいと思います。
小田ちびっ子広場
小田のちびっ子広場にもなっているようで、遊具のシーソーと鉄棒がありました。
入口のところにも大きな木があり、神社の歴史を感じます。
参道
小田神社の正面の道を進んだ所に大きな木がありました。
折れたのか、病気なのか、切ったのかはわかりませんが、そても存在感がありました。
神社と関係がありそうな気もしますが、どうなのでしょうか?
後記
小田神社の由縁や歴史については和歌山県神社庁のサイトに詳しく書かれているのでご覧ください。
https://wakayama-jinjacho.or.jp/jdb/sys/user/GetWjtTbl.php?JinjyaNo=4042
数度の兵乱で宝物が消失し社殿も荒廃してしまったようです。
今ではその面影はありませんが、かつては神田などもあった大きな神社だったのですね。
今は住宅になっているところも神域だったことでしょう。
当時の大きな大社の姿を見ることができないのが残念です。
撮影情報
撮影日:2023-03-05
場所:小田神社、和歌山県橋本市高野口町小田76番地
https://goo.gl/maps/5pfCvkgSVbwaFQGDA
カメラ:Fujifilm X-T30
レンズ:XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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